2026.04.19
週末は30~40キロ走も…岡谷市の90歳が挑む「サブ4.5」 長野マラソン第1回から連続出場

第28回長野マラソン(日本オリンピック委員会、日本陸連、長野県、長野市、信濃毎日新聞社主催、NHK共催)は19日、実業団選手や市民ランナーら1万人余がエントリーして長野市で開催される。春真っ盛りの信濃路で、それぞれの目標に向かって走る。
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〈小口親司さん 第1回大会から連続出場=岡谷市〉
■60歳で生活習慣の改善から走り始め30年
60歳の健康診断で中性脂肪が高いことを指摘され、生活習慣改善で走り始めて30年。岡谷市の小口親司さんは63歳で臨んだ第1回大会から長野マラソンに連続出場し、中止の3回を除いて全て完走した。3月で90歳になり、節目の年も大会を走る。
無理のないよう体調に応じて練習を重ねるが、その内容は90歳とは思えない。平日は週1回、岡谷市の自宅から諏訪湖を半周して諏訪市のすわっこランドまで歩き、プールで1時間の水中歩行を行う。帰りは歩くこともあれば、バスに乗ることも。歩いた時は全部で5時間ほどの練習になる。
週末の土曜日は地元の愛好家が集まる練習会に参加。100メートルを10回の登坂走や、ウッドチップを敷いたコースで1000メートルを3回走る。今年の長野マラソンに向け、昨年12月から日曜日は隔週で距離走とロングウオーキングを実施。距離走は諏訪湖畔を30~40キロ。ウオーキングは6時間から7時間半、山道などを歩く。
■長男「異常かもしれないが…」
「ほかの人から見ると異常に思えるかもしれないが、父は当たり前のようにやっている」と話すのは長男の秀哉さん(62)。県縦断駅伝の全諏訪チームで優勝経験もある秀哉さんが練習内容をアドバイスし、一緒に走ったり歩いたりもする。昨年10月に車の運転免許証を返納した親司さんは、出かける時も歩くようになった。
■昨年は4時間42分13秒で完走
昨年は4時間42分13秒で完走した。「ここ2、3年は目標を聞かれれば完走と答えていたが、内心は大丈夫という気持ち。でも、90の年を聞き、今回は本当に完走できるのかと怖さを感じた。体力の低下がつるべ落としというか、日に日に実感するから」
土曜日の練習会では「最初は体が全然動かなくて大丈夫かなと心配になるが、練習しているうちに動くようになりホッとする」。そんなことを繰り返しながら完走できる手応えを感じるようになった。「怖さはあるが、めどが全然ない怖さではなく、よし行けるぞという気持ちが出てきた」
長野マラソンの制限時間は5時間。「5時間ぎりぎりを目標にすると、遅れてしまうかもしれない。4時間30分切りを目標にして練習している」。スタートラインに立った時に「自分自身を褒めてやりたいし、誇りにしたい」と話す。
(信濃毎日新聞)










