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長野マラソン中止 感染リスクを考慮

2020-03-26T10:07:40+09:00

 長野マラソン(日本オリンピック委員会、日本陸連、長野県、長野市、信濃毎日新聞社主催、NHK共催)大会組織委員会は25日、長野市内で会議を開き、4月19日に同市で開催予定だった第22回大会の中止を決めた。新型コロナウイルス感染が世界的に深刻化する中、参加者の感染リスクを完全に取り除くのは難しいと判断した。大会中止は東日本大震災が発生した2011年以来。

 大会実施要項に基づき、参加料は返金しない。組織委は、参加申込者に参加賞のTシャツやナンバーカードを送ることや、来年の大会に優先出場が可能かどうかなどを検討する。詳細が決まり次第、参加申込者に連絡する。

 第22回大会には一般参加で国内1万743人、海外392人、視覚障がい者の部に30人がエントリー。競技役員やボランティアら約5千人が大会を支える予定だった。小坂壮太郎会長(信濃毎日新聞社社長)は「新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況の中、ランナー、ボランティア、応援の方々の安全、安心を最優先した上での決定であり、ご理解いただきたい」とコメントした。大会に関する問い合わせは、組織委事務局(電話026・217・2490)へ。

 同時開催予定の第16回長野車いすマラソン大会実行委員会(県、長野市、県障がい者スポーツ協会など)も25日、長野市内で会議を開き、同様の理由で中止を決めた。

(信濃毎日新聞)