第28回 長野マラソン

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きっかけは長野マラソン 学生時代に陸上経験ない塩尻市の35歳が初出場 長野県縦断駅伝

2026-01-08T11:51:07+09:00

 16日の第74回県縦断駅伝(長野陸上競技協会、信濃毎日新聞社など主催)に学生時代に陸上経験のない、塩尻東筑木曽チームの会社員青木俊樹さん(35)=塩尻市片丘=が出場する。本格的に走り始めたのは3年前ながら、今年初めて地元の塩尻市を走る3区(9・00キロ)を任された。「チームへの恩返しと家族や職場への感謝の思いを胸に走りたい」と力を込める。

 青木さんの仕事は製造業の事務職。20代後半から土日曜日を中心に5キロ程度の軽いランニングを始めた。3時間33分で完走した22年の長野マラソンが転機に。「サブスリー(3時間未満)を達成したら走るのをやめよう」。本格的に練習に励むようになった。

 練習メニューは自分で考え1日10キロ程度を走った。23年の長野マラソンで2時間57分で3時間を切った。一時は走るのをやめたが、陸上の本を読み「トレーニング法を試したくなった」。次の目標として掲げた2時間50分も県外のマラソン大会で達成した。

 県縦断駅伝への出場は選手兼任の大村一監督(46)との出会いがきっかけ。昨年8月に朝日村で行われた鉢盛山登山マラソンに出場して2位に。優勝したのが大村監督だった。その場で「県縦断駅伝に出ないか」と声をかけられ、大会へ向けて動き出した。

 昨年9月に県縦断駅伝の参加標準記録(5千メートル、16分50秒)突破へ向け記録会に出場した。最初は17分台、10月の記録会で16分47秒を記録してチームに名を連ねた。チームでは補欠でベテラン選手の松野淳司さん(53)のサポートに回った。「松野さんの走りを見て自分も舞台に立ちたいと思った」と振り返る。

 今年からスピード重視の練習に切り替えた。スピードを上げて走り、その後ゆっくり走るインターバル走で心肺機能を高めた。記録会では16分13秒と大幅に自身の記録を更新。大会当日、沿道ではランニング仲間が旗を作って応援してくれると聞いた。妻や子どもら家族も駆け付けてくれる。「少しでも格好良い姿を見せたい」と語る。

(信濃毎日新聞)

県縦断駅伝を前に松野選手(左)らと練習する青木さん(中央)