第28回 長野マラソン

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上田市の90歳ランナー、ホノルルマラソンの10キロ部門に挑戦へ

2026-01-08T11:57:09+09:00

 上田市常田2の会社代表石井けさとさん(90)が、現地時間の14日に米ハワイで開かれるホノルルマラソンの約10キロのコースに出場する。50代でマラソンに挑み始め、上田市・坂城町境の太郎山(1164メートル)には4400回超登って鍛錬した健脚の持ち主。90歳の節目を迎え「何か挑戦しよう」と決意した。「10キロなら余裕。2時間ほどで完走したい」とし、毎日早朝2万歩弱のウオーキングに励んでいる。

 29歳で、電気工事を手がける会社「石井電気工業」を親族らとともに起業した。40代で会社が軌道に乗り、「自分の体に責任を持とう」と健康を気にかけるようになったという。酒は好むが少量を心がけ、暴食も一切しないと誓っている。

 50代から「力試し」でマラソンに挑戦。県内での上田古戦場ハーフマラソンや長野マラソンのほか、県外の大会にも足を運び、100キロを一晩中歩き続ける大会にも出場を重ねた。完走後の充実感に魅せられ、のめり込んだという。「何事も足が基本」を信条に61歳で太郎山に登り始め、76歳の年は計338回、頂上から上田の城下町を見つめた。80歳で富士山も制覇した。

 共に太郎山に登り、汗を流した仲間は一人、また一人と世を去り、現在は単独で登っている。64歳から17大会連続で出場した長野マラソンは75歳から完走がかなわなくなった。70センチほどあった歩幅は60~65センチに。それでも「継続は力なり」と力を込める。91歳で亡くなった母ふみのさんよりも長く生きるのも目標だ。

 石井さんは、長女の上原保子さん(64)ら家族とともにホノルルマラソンの「10K ラン&ウオーク」に臨む。上原さんは「出場できるのは元気な証拠。無事にゆっくり歩いてほしい」。石井さんは、ビーチの景色や暖かい気候を感じながら「少しは走ってみたい」とし、走り抜く自身の姿を思い描いている。

(信濃毎日新聞)

日課のウオーキングで1万5千歩余を歩いた後に体操をする石井さん