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グルメと温泉で満足!あるランナーの1泊2日旅

今回ご紹介するのは、公共交通機関を利用して長野マラソンに1泊2日で参加するランナーのモデルプランです。欲張らずに効率よく巡れば、レースも観光も楽しめること間違いなし! 旅プランの立案にご活用ください。

※記事は過去大会の情報を元にしており、22回大会では変更になる可能性がございます。

DAY 1
大会前日

ビッグハットでEXPOを満喫

長野駅に到着したら、まずはビッグハットで選手受付を。受付は大会前日のみで、当日は一切行っていません。
ナンバーカード通知証と引き換えにゼッケンや参加賞Tシャツなどを受け取ったら、同時開催している「長野マラソンEXPO」を楽しんで。エネルギー補給食やランニンググッズ、最新ギアなどもすべて揃えられ、スポンサーブースでは多くのデモンストレーションも体験できます。日本陸連主催のトークイベントやクリニックもあり、EXPOの盛り上がりでテンションが一気にアップ! 気持ちを高めることが何よりの前日準備です。

アクセス長野駅東口ユメリアバスパークより有料シャトルバス、またはタクシーで約7分。徒歩の場合は約20分

善光寺で完走祈願

受付後は、善光寺へ。「遠くとも一度は詣れ」といわれる長野県内屈指の名刹で、大会後のアンケートによると、昨年(2018年)の長野マラソンでも42%のランナーがレース前後に足を運びました。本堂での完走祈願はもちろん、健脚や交通安全にご利益があると言われる山門の西側にある石塔「仏足跡」の祈願も情報通のランナーに人気です。

アクセスビッグハットからタクシーで約15分、または「ビッグハット」バス停から「長野駅経由宇木行き」路線バスで「善光寺大門」バス停下車

城山公園で桜を満喫

善光寺から東へ徒歩約5分の城山公園は長野市有数の桜の名所。約470本のソメイヨシノが植栽されており、満開時の眺めは壮観です。例年の見頃は4月中旬から下旬で、その時期には全国的にも珍しい仮設の小屋「花見茶屋」が軒を連ね、多くの花見客でにぎわいます。

アクセス善光寺本堂から東へ徒歩約5分

「おやき村大門店」でおやき作り体験

善光寺門前、蔵造りの建物が並ぶ「ぱてぃお大門」の一角にある「おやき村大門店」は、信州の郷土食「おやき」を味わえる専門店。店内の囲炉裏を使って、おやき作り体験も楽しめます。あらかじめ作ってある皮に野沢菜などの具材を包み、囲炉裏の上でじっくりと焼いて完成。1人2個作って、所要約30分、料金540円です。作ったあとはその場で食べることも持ち帰りもできます。

アクセス長野市城山公園から徒歩約12分

宿が連なる湯田中渋温泉郷へ

今回、宿泊先に選んだのは、志賀高原のふもと、湯田中渋温泉郷。温泉郷内にはいくつもの源泉と多くの宿があり、宿泊者しか入れない外湯(共同浴場)巡りなども楽しめます。
長野駅から長野電鉄で湯田中駅に向かい、そこから各宿へは徒歩やバス、タクシーで移動。駅まで送迎がある宿もあります。
なお、受付会場のビッグハットから湯田中温泉・渋温泉・志賀高原までは宿泊者向けの無料シャトルバスも出ているので、先に長野市内の観光を済ませてから選手受付をし、シャトルバスで湯田中渋温泉郷まで向かうと交通費がお得に。

アクセス「おやき村大門店」から店舗前の「善光寺大門」バス停より「長野駅行き」バスで約10分の長野駅へ。長野電鉄長野駅から特急(所要50分)または普通(所要1時間10分)で終点「湯田中駅」下車

DAY 2
大会当日

無料シャトルバスでスタート地点へ

湯田中渋温泉で宿泊する魅力は、効能豊かな温泉があることはもちろん、スタート地点のアクアウィングまで無料シャトルバスが出ていること。約1時間でスタート地点に到着します。長野駅前で宿泊した場合、電車を使うと最寄りのJR北長野駅からスタート会場まで20分ほど歩く必要があるので、かえって湯田中渋温泉で宿泊したほうが便利というベテランランナーもいるようです。

走りながら春の花を満喫

長野市内に点在する長野オリンピック関連施設や善光寺門前の情緒あふれる街並みをたどる長野マラソン。桜や桃、菜の花などが咲く春の景色と豊かな自然を楽しめるコースも魅力です。沿道の熱い応援もフィニッシュへの後押しになります。

フィニッシュ会場で記念撮影

フィニッシュ会場は、1998年長野冬季オリンピックの開閉会式会場として使用された「南長野運動公園」。遠くからでも目立つ特徴的なスタジアムの躯体は桜の花をモチーフにデザインされたもので、公園内には当時使用された聖火台もあります。これらを背景に、フィニッシャータオルや完走メダルを持っての記念撮影を楽しんでみては。

マラソンタウンを満喫

手荷物を受け取ったら、公園北側の「マラソンタウン」へ。さまざまな飲食屋台やスポンサーブースが並び、ステージパフォーマンスも行われます。ここで空腹を満たし、芝生で休んで疲労回復。一帯は子どもが遊べるエア遊具や長野にまつわるご当地マスコットなども登場し、ランナーだけでなく応援者や地元の人たちも一緒に楽しめます。

長野駅から源泉かけ流し天然温泉へ

「マラソンタウン」を満喫したら、公園南側から発車しているシャトルバスで長野駅へ。そこからさらにタクシーに乗り換え、長野市中心部からほど近い温泉施設「裾花峡天然温泉宿うるおい館」に向かいます。2種類の源泉と露天風呂からの雄大な景観が楽しめ、2階の無料休憩室「湯あがり亭」では温泉水も飲用できます。施設内のボディケア(マッサージ)ルームでマラソンの疲れを癒すのもいいかも。

アクセス「南長野運動公園」から無料シャトルバスで約30分の長野駅へ。タクシーに乗り換え約7分。長野駅から徒歩の場合は約25分

駅ビルでお土産購入

入浴後はタクシーで長野駅に戻り、県内各地の名産品が揃う長野駅ビル「MIDORI長野」2階の「信州おみやげ参道ORAHO(オラホ)」でお土産を購入。おやきや七味唐辛子、栗菓子、りんご菓子など、豊富な品揃えは選ぶのに迷ってしまうほど。フロア内にはヤマト運輸の窓口もあり、購入したお土産を送ることもできます。
最後に、2階に設けられた長野県のPRキャラクター「アルクマ」くんと記念撮影をしたら、フロアと直結している駅改札口に向かい、帰路へ。

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駅ビルで地酒と酒の肴に舌鼓

「信州おみやげ参道ORAHO」一角には立ち飲みバー「信州くらうど」があり、長野県の日本酒やワイン、地ビールを堪能できます。おつまみには、信州サーモンや信州黄金シャモ、信州ビジエ、そして味噌や漬けものといった発酵食品など信州の地のものが揃い、近くにはフロア共有の休憩スペース(イス席)もあります。なお、店内にはお酒の販売コーナーもあります。

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