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救護態勢を確認 実施概要決定

2017-03-15T11:05:52+09:00

 長野マラソン大会実行委員会議は14日、長野市内で開き、4月16日に開催する第19回大会の実施概要を決めた。名古屋市で12日に開かれた名古屋ウィメンズマラソンなどに参加した女性3人が一時心肺停止状態になったことを受け、万全な救護態勢を整えることを再確認した。

 名古屋ウィメンズマラソンなどでは3人とも自動体外式除細動器(AED)を使うなどして意識を取り戻し、命に別条はなかった。

 第19回長野マラソンは、医師と看護師を合わせて29人が常駐する。保健師や消防士を配置した救護所は、コース上の6カ所のほか、スタート、フィニッシュを合わせて計12カ所に設ける。さらに事故が起きやすい20キロ以降には、ほぼ1キロごとにAEDを持った救急救命士やトレーナーを含むランナーサポート班が待機。AEDを背負ったAED自転車隊が4班に分かれてコース内を巡回するなど、計77台のAEDを配備する。

 大会エントリー数は、35カ国・地域の外国人選手が530人となり、初めて500人を超えた。視覚障害者の部の24人を合わせた参加エントリー数は、1万943人になった。国内は44都道府県から参加申し込みがあり、長野県内からのエントリーが約49%を占めた。このほかに国内外の招待選手や実業団選手が出場する。

 2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(44)が4年連続でスペシャルゲストとして参加することも決まった。そのほかの招待選手は、決まり次第発表する。

(信濃毎日新聞)

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