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宿探しの選択肢も広がるしなの鉄道沿線の旅

軽井沢駅~篠ノ井駅(長野市)間を走っていた「しなの鉄道」。2015年3月には北陸新幹線が開通して長野駅以北の在来線も「しなの鉄道北しなの線」となり、沿線エリアが拡大しました。この「しなの鉄道」を使えば、宿泊施設から会場までのアクセスも楽々です。大会前後には、車窓をゆっくりと流れる景観と各地の観光もお楽しみください。


しなの鉄道ホームページはこちら>>

01.黒姫駅(信濃町)

豊富な自然と澄んだ空気の中で町の歴史・文化とスポーツを堪能

間近に”信濃富士”ともよばれる名峰・黒姫山を望む、北しなの線の長野県側最終駅。
駅から車で15分ほどの黒姫高原には、ミヒャエル・エンデの資料を集めた「黒姫童話館」があり、高い人気を集めています。黒姫高原は箱根駅伝の多くのチームの合宿地であり、毎年行われているトレランの舞台としても有名。また、広大な森を抱える信濃町は「癒しの森」として森林セラピー基地にも認定されており、アウトドアや創作体験メニューも豊富です。
さらに駅から車で10分ほどの野尻湖は、カヌー、ヨット、バス釣りが楽しめ、毎年トライアスロン大会も行われるほか、ナウマン象の化石が発掘された湖として知られています。「野尻湖ナウマンゾウ博物館」で5万年前の太古のロマンを感じてみては。
駅から徒歩6分の柏原・小丸山公園には、信濃町の生んだ俳人・小林一茶の資料を集めた「一茶記念館」が。町内では生涯に2万句を残した一茶の句碑をあちこちで目にすることができます。
なお、観光には周遊バス(季節変動あり)や路線バスも利用できますが、タクシー利用の場合は初乗り料金補助があります。


交通/長野駅から6駅目(所要32分)。車の場合は信濃町ICから15分。

<オススメ外部サイト>
信州しなの町エコツーリズム観光協会

02.篠ノ井駅(長野市)

長野マラソンのフィニッシュ会場にも近く各地へのアクセスも便利な中核駅


信越本線、篠ノ井線、しなの鉄道の3路線が通り、長野ー松本間の特急も停車する主要駅。車で約15分の茶臼山中腹には県内最大の「茶臼山動物園」と「茶臼山自然植物園・恐竜園」があり、地形を生かした動物園ではレッサーパンダやライオン、ゾウなどの動物たちがのんびりと迎えてくれます。入場無料の恐竜園にはには実物大の全25体の恐竜を生息時代順に配置され、迫力満点! ほかにも園内には遊具やアスレチックゾーンがあるので、体を動かして思いっきり遊べ、県内屈指の広さを誇る植物園には200種類近い植物が咲き誇ります。
また、篠ノ井駅近くには、戦時中に篠ノ井に疎開して晩年もこの地で過ごした書家・川村驥山らの書を収蔵する美術館「驥山館(きざんかん)」や、長野県内で発掘調査を行った遺跡の出土品を展示・ 公開し、歴史好きから人気を集める「長野県埋蔵文化財センター」などの文化施設もあります。
さらに、篠ノ井駅は長野マラソンフィニッシュ会場の南長野運動公園から徒歩で約30分、車では約10分の距離にあり、フィニッシュ後のアクセスも便利です。


交通/長野駅から4駅目(所要12分)。車の場合は長野ICから12分。

<オススメ外部サイト>
茶臼山動物園 茶臼山恐竜公園・自然植物園

03.屋代駅(千曲市)

特産品のアンズ商品と四季折々の風景、歴史文化を楽しめる穴場的エリア


2012年3月に廃線になった長野電鉄屋代線の起点駅でもあった屋代駅。「日本一のあんずの里」千曲市の名産品、アンズ商品を販売する「屋代駅ウェルカムステーション」を併設しています。
駅から徒歩25分ほどの場所には「科野の里歴史公園」があり、公園内の「長野県立歴史館」では実際に出入りができる実物大の竪穴式住居や首を振るナウマン象などが展示され、古代から現代までの信州の生活の歴史を時代順に学ぶことができます。隣接する「森将軍塚古墳館」には周辺の古墳からの出土品も展示されています。
その丘の上には発掘結果に基づいて正確に復元された約1600年前の前方後円墳「森将軍塚古墳」があり、全長約100mにおよぶ石積みの古墳の周囲には埴輪が並べられ、古代の情緒たっぷり。眼下には市街の景色も広がります。
さらに、すぐ近くの「あんずの里アグリパーク」では、イチゴ狩りのほかに4月上旬にあんずの開花も楽しめます。キッズルームも併設しているので、子ども連れでも1日楽しむことができます。


交通/長野駅から6駅目(所要18分)。車の場合は更埴ICから9分。

<オススメ外部サイト>
千曲市観光協会

04.戸倉駅(千曲市)

温泉情緒も感じられる戸倉上山田温泉の玄関駅

戸倉上山田温泉への玄関口でもある戸倉駅。かつては12両編成の列車が頻繁に行き交っていたことからホームが長く、車両の留置と洗浄や点検整備を行う車両基地もあります。駅の東側の基地には建屋などがなく、駅の北側にはかつての採石用の貨物線を利用した留置線もあるので、ホームや側道からもきれいに並んだ車両を眺めることができます。
また、駅構内では喫茶メニューのほかに手作りにこだわった定食やお惣菜なども日替りで販売されており、併設する蕎麦屋「かかし」では天然の素材にこだわった蕎麦を味わうこともできます。


交通/長野駅から8駅目(所要25分)。車の場合は坂城ICから8分。

<こちらも併せてご覧ください>
vol.4「長野市だけじゃない!宿周辺の観光情報/戸倉上山田温泉」

05.上田駅(上田市)

城下町の情緒が感じられ、趣深い別所線の風情も漂う主要駅

上田城の城下町として栄えた上田市の観光の起点となる上田駅。しなの鉄道のほかにJR東日本の北陸新幹線と上田電鉄別所線の3路線が乗り入れ、別所線の始発駅でもあります。
駅構内は、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」を手掛けた水戸岡鋭治さんのデザインによる垂れ幕やのれんで装飾されています。夜には上田市ゆかりの戦国武将・真田家の家紋「六文銭」が間接照明で照らされます。また、地上2階の橋上駅舎である上田電鉄のホームの壁には、かつて別所線で運用されていた「丸窓電車」の丸窓をモチーフにした円形のはめ殺し窓が設置されています。


交通/長野駅から12駅目(所要40分/新幹線利用の場合は所要11分)。車の場合は上田菅平ICから15分。

<こちらも併せてご覧ください>
vol.4「長野市だけじゃない!宿周辺の観光情報/上田」

06.小諸駅(小諸市)

歴史あふれる街並みも楽しめ、駅周辺にはホテルや旅館、温泉宿も豊富

しなの鉄道とJR東日本の小海線が乗り入れ、小海線の終着駅でもある小諸駅。篠ノ井からはおおむね千曲川と平行して走り、車窓からは垣間見える川と山々の景色が楽しめます。
駅前のロータリー横には四季折々の草花とカフェが楽しめる「こもろ停車場ガーデン」があり、造園家の設計による花壇は緑のデザイン賞(国土交通大臣賞)を受賞。
また、隣接する「小諸観光交流館」は明治時代後期から大正にかけて造られた繭問屋の建物を改修したもので、宿泊先や観光ルートを教えてくれる「案内所」があるので、小諸市の観光情報を収集するにはもってこいの場所となっています。


交通/長野駅から17駅目(所要1時間/長野駅から上田駅まで新幹線を利用する場合は所要31分)。車の場合は小諸ICから7分。

<こちらも併せてご覧ください>
vol.4「長野市だけじゃない!宿周辺の観光情報/小諸」

(番外編)観光列車「ろくもん」

しなの鉄道沿線地域の魅力を存分に楽しめる懐かしくて新しい人気観光列車の旅




長野駅から軽井沢駅までを結ぶ「しなの鉄道」に、2014年7月、「しなの鉄道沿線地域の魅力満載列車」をコンセプトにした3両編成の観光列車「ろくもん」が登場しました。
名前の由来は、真田幸村をはじめとする沿線ゆかりの戦国武将・真田家の家紋である「六文銭」。外観にも真田家の「赤備え」をイメージした深みのある濃い赤を使い、「六文銭」や「結び雁金」などの家紋をアレンジしたロゴが金色や黒色を基調に描かれています。
デザインを担当したのは、JR九州の車両デザインを多数手がける水戸岡鋭治氏。車内はラウンジ風のゆったりした造りで、長野県産の木材がふんだんに使われています。1号車にはカラマツ、2号車はスギ、3号車はヒノキが主に使用されているため、車両ごとに異なる木の香を感じることができるのもうれしい。また、1号車の中央には子どもが遊べる円形の「木のプール」があり、大人も子どもも楽しめる雰囲気です。
さらに、信州の旬の食材を生かした沿線の名店の料理が味わえる「食事付きプラン」があるのも「ろくもん」の魅力。「ろくもん1号(軽井沢→長野)」では洋食のコースを、「ろくもん2号(長野→軽井沢)」では和食懐石料理を、地元産のドリンクとともに堪能できます(要予約)。
もちろん、乗車券プラス指定席券のリーズナブルな「指定席プラン」もあり、希望区間の乗車が可能です。
この「ろくもん」、基本的には金・土・日曜や祝日などの運行なので、長野マラソン前日のエントリーやマラソンの帰り道などに楽しんでみては。


<オススメ外部サイト>
しなの鉄道「ろくもん」

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