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第4回長野オリンピック記念長野マラソン大会は4月14日、前回と同じ、山ノ内町オリンピックメモリアル聖火台前〜長野市長野オリンピックスタジアムの長野オリンピック記念長距離競走路(日本陸連公認、AIMS公認)42.195キロで行われた。過去最多となったランナーたちは、快晴の下、春の日差しを一身に浴びながらフィニッシュを目指し、ひた走った。コース沿道には大勢の応援者が陣取り、桜や桃、リンゴの花々が咲き乱れる中、懸命に声援を送っていた。
今回は参加者締め切りの2月末段階で、募集定員を約1000人上回る6000人以上がエントリーしてきた。組織委員会では、可能な限り受け入れる方向で検討した結果、棄権者を見込んだり、給水備品や仮設トイレ、輸送バスなどを見直し、5700人まで対応できると判断。300人余には残念ながら出場を見合わせてもらった。実際に出走したのは海外招待14人、国内招待13人を含む、男子4447人、女子は639人、合わせて5086人。前回にくらべ、563人増えた。
午前9時5分、宮下創平・長野陸協会長のピストルを合図に一斉に飛び出した。スタート地点の天候は晴れ、気温14度、風速1メートルと、マラソンには好条件だった。
レースは男女とも招待選手らが先頭グループをつくり、男子総合はジョサイア・チュグワネ選手(南アフリカ)が中間点すぎに7人の先頭集団から一気に飛び出し、独走態勢を築き、そのまま逃げ切った。タイムは2時間13分23秒。2位は前回優勝のマクセル・ムセンビ選手(ケニア)の2時間15分12秒。初マラソンだった西田学選手(NTT西日本広島)が3位に入り、国内最高選手となった。
女子総合は25キロ手前でマディナ・ビクタギロワ選手(ロシア)とファツマ・ロバ選手(エチオピア)の競り合いに。35キロすぎでロバ選手を離したビクタギロワ選手はそのままフィニッシュ。大会歴代2位の2時間26分09秒だった。2位はロバ選手で、2時間27分16秒。3位はドロタ・グルカ選手(ポーランド)。国内最高の小出正子選手(積水化学)は4位だった。
レース中の気温はスタジアム周辺で、正午には18.5度。午後には20度を超えた。暑さのせいか、救急車で応援者も含め5人が搬送されたほか、86人が軽い手当てを受けた。制限時間の5時間内で完走したのは4238人。完走率は83%、前回とほぼ同じだった。
レースの模様はテレビがNHK教育で、ラジオはSBCが約3時間、実況中継した。
表彰式では、男子総合優勝のチュグワネ選手にIOC会長杯が手渡されたほか、主催団体のJOC会長杯、県知事杯、長野市長杯、信濃毎日新聞社杯、NHK杯などが各部門の優勝者に贈られた。
スタジアム周辺で行われた恒例のメイヤーズウォークには、鷲沢正一長野市長を先頭に公募した市内の小中学生ら約150人が約1キロを歩いた。ソルトレークシティー五輪に出場したスケルトンの越和宏選手もゲスト参加し、交通安全を願った。
競技終了後、市内のホテル国際21(選手村)で開いたフェアウェルパーティーには、選手や大会役員ら約500人が参加、市民ランナーたちは互いの健闘をたたえ合った。海外招待選手からサインをもらったり、記念写真を撮ったり、和やかに談笑、あちこちで交流の輪が広がった。同会場でのチャリティーオークションでは、招待選手らのウエアやグッズなどが競りにかけられ、10万円を売り上げ。売上金は長野マラソンが「交通安全運動」キャンペーンに協力していることから、関係の団体に贈られる。
大会前日の13日には、開会式や日本陸連主催の普及イベントを実施した。選手村の開会式では、海外・国内招待選手を紹介、砂田貴裕選手(ディクトンRC)と小出正子選手が宣誓した。
普及イベントは、97年の世界陸上女子マラソンで優勝した鈴木博美さんとNPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦さんが講師となり、長野運動公園陸上競技場で、小中学生約100人を対象にしたランニング教室を行った。この後、若里市民文化ホールで、2人はマラソン人生についてトーク。隣接のビッグハットでは、陸連公認指導員7人による恒例の個人クリニックがあり、約100人がリハビリや練習などについてアドバイスを受けた。
鈴木さんは、マラソン当日、コースのホワイトリングからフィニッシュまでの約10キロをゲストランナーとして走り、沿道から熱心な声援を浴びた。
海外の招待選手を中心に「1校1国運動」も行われ、市内10の小、中学校、高校で児童・生徒たちと交流した。
今回は、マラソン大会を地域全体で盛り上げるため、地元商工団体などの協力で、関連のイベントが盛りだくさんだった。特にスタジアム周辺の南長野運動公園は「長野マラソンタウン」と名づけ、大勢の家族連れでにぎわった。
スタジアム入り口周辺では、世界の料理屋台が軒を連ね、なかなかの人気。総勢200人による大型パフォーマンス「よさこいNAGANO」や大道芸も披露された。スタジアム内では、NHKのキャラクターステージ、みんなの体操会、ブラスバンド演奏などを繰り広げた。大抽選会もあり、お目当ての賞品を手にした参加者から喜ばれ、一帯は終日、まさにマラソン祭りの雰囲気だった。
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